Saturday, 22 February 2025

CA州知事リコール投票へ 新型コロナ対応で不満

2021年4月28日

カリフォルニア州で、ギャビン・ニューサム知事 (民主党) の解職請求 (リコール) への賛否を問う住民投票が年内に実施される見通しとなった。

州当局が4月26日、投票実施を求める有効署名が約162万人に上り、必要な数を約13万人上回ったと発表した。

新型コロナウイルスへの対応をめぐり、一部住民の不満が高まっていた。
 

米メディアによると、カリフォルニア州で知事のリコール投票が実施されるのは当時のグレイ・デービス知事が解職され、俳優のアーノルド・シュワルツェネッガー氏が当選した2003年以来、2回目。
 

リコールを支持する人の割合は約40%との世論調査結果もあり、現時点で成否は見通せない。
 

ニューサム氏は2019年に知事に就任。

新型コロナへの対応では他州に先駆けて昨年3月半ばに外出禁止措置を導入、当初は流行を抑え込んだ。

だがその後、感染者数は急増。

11月には外出や大人数での集まりを控えるよう住民に求めながら、自身は高級レストランで知人と会食していたことも発覚し、批判を招いていた。

2022年の州知事選に立候補を表明している前サンディエゴ市長ケビン・フォールコナー氏は、リコール選挙への出馬も視野に入れている。


Picture:© Matt Gush / shutterstock.com


(2021年5月16日号掲載)