2021年1月7日
カリフォルニア州のニューソム知事は12月30日、英国で拡大し、感染力が強いとされる新型コロナウイルス変異種 (B.1.1.7) の感染例第1号がサンディエゴ郡で確認されたことを明らかにした。
サンディエゴ郡保健福祉課は12月31日までに郡内で4症例の変異種感染が確認されたと発表。
全員がサンディエゴ郡内 (ラメサ、ミッションビーチ、オータイメサ、カーメルマウンテン/ランチョバーナード) に在住している男性だった。
最初の変異種感染者は30代男性の看護師で、12月27日から症状を訴え、29日の検査で陽性と判明し隔離入院となった。
渡航歴はないという。
他の3症例の内訳は40代2人、50代1人。
このうち2人に郡外への移動や渡航歴はなかった。
1月6日までに郡内での変異種感染は19症例を確認。
米国ではコロラド州当局が12月29日、同国初となる変異種の感染例を確認したと発表。
感染したのは20代男性で、最近旅行に出掛けた形跡はなく、隔離措置を取って回復に向かっているという。
1月4日にはニューヨーク州でも変異種の感染例を確認。
感染したのは60代男性で、症状は出ているが回復に向かっている。
渡航歴はない。
米政府は英国からの航空便の乗客に対し、12月28日からウイルス検査の陰性証明の提出を義務づけたが、既に流入している可能性も指摘されていた。
(2021年1月16日号掲載)