SD に創薬施設、開発援助に$690 万
2020年4月21日
ヒトの細胞の遺伝子に働きかける「DNAワクチン」 を開発しているイノヴィオ (SDに研究開発センターと創薬施設) は4月6日、新型コロナウイルス・ワクチンの安全性を確認する臨床試験 (フェーズ1) をペンシルバニア大医学部とミズーリ州カンザスシティの医学/薬学研究所で開始した。
イノヴィオは4月中旬、フェーズ1の臨床試験を韓国でも開始するための資金援助690万ドル (約7億4400万円) を受けたことを発表。
ワクチンを投与による免疫反応と副作用についてのデータを秋までにまとめる態勢を充実させた。
新型コロナにはまだ有効なワクチンがなく、世界中で開発が急がれる中、米国のイノヴィオのほかに、英国でも新型コロナウイルスのワクチン臨床試験の準備が進められている。
ハンコック英保健相は4月21日、ワクチンをヒトに投与する治験をオックスフォード大の研究者らが始めると発表。
英PA通信によると、開発したワクチンを18~55歳の計510人に投与するという。
さらに、英インペリアル・カレッジ・ロンドンの研究チームが6月にも臨床試験を始める見通しだ。
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(2020年5月1日号掲載)