2023年3月30日
今季MLBナ・リーグのチーム勢力を共同通信が分析した。
▪︎ 東地区:千賀を含む大型補強に成功したメッツと、地区5連覇中のブレーブスの一騎打ちが予想される。
メッツは昨季ア・リーグのサイ・ヤング賞 (最優秀投手賞) に輝いたジャスティン・バーランダーが加わり、マックス・シャーザー、千賀滉大 (元ソフトバンク) ら先発陣の安定感は随一。
野手もフランシスコ・リンドアらスターが揃う。
抑えのエドウィン・ディアスが負傷で今季絶望となるのが気掛かりか。
ブレーブスも昨季最多勝のカイル・ライトを中心に投手陣は駒がそろい、ロナルド・アクーニャ・Jr. 率いる打線の破壊力は十分だ。
▪︎ 中地区:ワールド・ベースボール・クラシック (WBC) 日本代表でブレークしたラーズ・ヌートバーを擁するカージナルスが中心だ。
昨季ナ・リーグの最優秀選手 (MVP) を獲得したポール・ゴールドシュミット、ノーラン・アレナドを中心にWBC韓国代表のトミー・エドマンら若手も台頭し、勢いを与えそうだ。
今季も苦戦が予想されるカブスの鈴木誠也はプレーオフ進出争いに絡みたい。
▪︎ 西地区:ダルビッシュ有のパドレスと、10年連続でポストシーズンに進出しているドジャースの激しい優勝争いが予想される。
パドレスは巧打のザンダー・ボガーツを獲得し、禁止薬物の違反による出場停止からフェルナンド・タティス・Jr. が戻れば、マニー・マチャド、フアン・ソトと組む打線はリーグ屈指の破壊力を持つ。
投打のバランスが優れるドジャースは2年連続の地区制覇を目指すが、選手の入れ替わりが多い点がどう出るか。
(2023年4月16日号掲載)