2022年4月14日
サンディエゴ国際空港への公共交通機関の接続機能を向上させる目的から、ダウンタウンを中心的な輸送基地 (セントラル・モビリティ・ハブ) の建設候補地と定め、具現化を進めていくことが確認された。
SD市の開発公社サンディエゴ政府協会 (SANDAG) が4月13日に発表した。
SANDAG、米海軍南西部管轄区 (Navy Region Southwest)、SD市当局は、主にバス、トロリー、コースターやアムトラック・パシフィック・サーフライナーで移動する空港利用客を対象とした、機能的な交通センター建設プロジェクトの概要を明らかにした。
SANDAGの説明によると、プロジェクトの核となるのは、サンディエゴ港湾局本部の新築トランジットセンター (Pacific Hwy.) と既存のサンタフェ・デポ (1050 Kettner Blvd.) からSD国際空港を結ぶ2本の直接輸送路の建設。
航空旅行者は2つの拠点から全自動無人運転車両システム (ピープルムーバー) で空港に向かう。
これらの接続は将来的にセントラル・モビリティ・ハブ構想につながる計画で、輸送基地建設に使用される敷地はSD市施設と公共機関の公有地だという。
今年の夏、空港へのトランジット接続の環境調査を開始する予定。
輸送基地建設に関する環境レビューは、その後で行われる。
全体プロジェクトの完成予定時期は公表されていない。
*イラストはイメージ
(2022年5月1日号掲載)