2022年3月31日
サンディエゴ・ガス&エレクトリック (SDG&E) は3月24日、気候変動対策を目的としたカリフォルニア州のプログラムに準じて、一般住宅を対象に光熱費支払いのクレジットを提供すると発表した。
同公社によると、ガスと電気消費額の払い戻しを年2回実施する「カリフォルニア気候クレジット」プログラムにより、今後数か月間に、カスタマーは最大171.40ドルのクレジットを得ることができる。今年は、4月分のガス代が43.06ドル減額され、昨年の2倍以上のクレジットがカスタマーに提供される。
8月と9月には両月で電気代が128.34ドル相殺され、昨年のほぼ倍額になる見通し。
SDG&Eの説明によると、クレジットを受けるために顧客側がアクションを起こす必要はない。
カリフォルニア州公益事業委員会 (California Public Utilities Commission=CPUC) が運営するこのプログラムは、温室効果ガスを排出する発電所や天然ガス事業者などの大規模産業に対し、炭素汚染許可証の購入を義務付ける一環として行われる。
請求書に記載されるクレジットは州のプログラムから支払われるカスタマーの取り分となり、その目的は省エネ製品に投資する機会を増やすことにあるという。
(2022年4月16日号掲載)