2022年3月11日
オンラインで車を売買する業界のパイオニア、カーヴァナ (NYSE: CVNA) は3月9日、米国で31例目、カリフォルニア州で3例目となる最新式の「車の自動販売機」をエスコンディドにオープンした。
地元メディアが報じた。
8階建ての白いレンガとガラスの建物に27台の車両が収容され、顧客は自分が購入した車が、超特大のベンディングマシンと呼ぶべき巨大なガラスケースから降りてくる様子を見ることができる。まず、顧客はオンラインで車購入の手続きを行い、引き取り日を選択する。
指定日にカーヴァナを訪れた顧客は従業員に出迎えられ、自動販売プロセスを起動するための「記念の特大カーヴァナ・コイン」を渡される。
その後、売約済みの車が降りてくるという仕組み。
カーヴァナの創業者/CEOのアーニー・ガルシア氏は「南カリフォルニアは当社にとって重要地域。カー・ベンディングマシン導入で体験できる楽しさをお客様と共有しながら、ビジネスを活性化していきたい」、「ディーラーを飛び出し、自宅からオンラインで車を購入できることは、お客様の貴重な時間の節約になる」と語る。
カーヴァナは2012年創業。
アリゾナ州フェニックスを拠点として全米に展開中。
営業コンセプトは「人々の自動車売買のあり方を変える」。
オンライン自動車売買と融資を通して、7万台以上の車の購入、ローン手続き、下取り、売却、契約、納車、引き取り予約の迅速さを “売り” にしている。
「フォーチュン500」にも選ばれている企業で、米国内の300を超える市場で「翌日配達」のサービスを提供している。
*写真はアリゾナ州テンピにあるカーヴァナの「車の自動販売機」
*Picture: © Ken Wolter / shutterstock.com
(2022年4月1日号掲載)