Thursday, 21 November 2024

SDでメタンフェタミン2.5トン押収 DEA、国境越えたトラック追跡

2022年7月11日

麻薬取締局 (DEA) は7月11日、メキシコから米墨国境を越えてサンディエゴ郡を北上するトラックを追跡し、5,000ポンド以上 (約2.5トン) のメタンフェタミン (通称メス) を押収したと発表した。

これはサンディエゴ郡で最大級のメタンフェタミンの摘発量。


当局はメキシコ・ティファナ出身の男4人を逮捕し、中毒性の高い薬物を違法に流通させた罪で起訴した。

有罪の場合、各被告とも最低10年最高で終身刑が宣告され、1,000万ドルの罰金も科される。


CNNが報じた。


「今回の記録的な押収劇は、米国で暗躍を続ける麻薬カルテル撲滅への大きな勝利」と、DEA特別捜査官のシェリー・ S・ハウ氏が評価した。


メタンフェタミンは有機化合物の一つで、粉末または錠剤で使用される中枢神経刺激薬

脳を異常に興奮させる作用があり、乱用を続けて依存症になると幻覚・幻聴を伴う精神病に陥る。


米連邦検事局 (US Attorney's Office) の声明によると、商用トラック内で発見された粉末状のメタンフェタミンの束148個が押収された。

輸送トラックのサイズは全長約20フィート (約6メートル)。

7月7日にサンディエゴのオータイメサ国境通関から米国側に進入した。

取締局は不審なトラックをナショナルシティまで追跡し、そこで被告人たちが数十個の段ボール箱を別の小型トラックに荷下ろしする姿を目撃。

箱の中から見つかった粉の束からメタンフェタミンの陽性反応が出たという。


米疾病対策予防センター (CDC) によると、2020年に23,000人以上の米国人がメスを中心とする精神刺激剤の過剰摂取で死亡している。


*写真はイメージ


(2022年8月1日号掲載)