2023年5月17日
米国とカナダの29チームで構成される北米のプロサッカー競技連盟、メジャーリーグ・サッカー (MLS) にサンディエゴを本拠地とする30番目の新チームが誕生することが決まった。
これまでサンディエゴは、拡張フランチャイズの有力候補地に何度も挙げられてきたが実現しなかった。
地元メディアの報道によると、MLS新生クラブ誕生の公式発表は5月19日に行われる。
エジプトの大富豪モハメド・マンスール氏と地元先住民のシクアン部族 (コーディ・マルチネス評議会議長) が入札の準備をしていると報じられた。
新チームの拡張にはオーナーが約5億ドル (約668億円) の費用を負担する。
5月17日現在、チーム名やゲーム日程などの詳細は明らかにされていない。
ホーム競技場はSD市中心部から車で北へ15分のスナップドラゴン・スタジアム (収容人数35,000人)。
MLSで3番目の規模を誇る試合会場となり、新チームは2025年シーズンからプレーを始める。
現在、サンディエゴにはマイナーのユナイテッド・サッカーリーグに所属する男子プロサッカーチーム、サンディエゴ・ロイヤルが存在しているが、メジャーリーグへの参加は見送られてきた。
サンディエゴは約140万の人口を有する全米8位の大都市だが、現在、メジャーのスポーツチームはMLBのパドレスだけ。
かつてはNFLのチャージャーズ (1961-2017)、NBAのクリッパーズ (1978-84) を擁していたが、いずれもロサンゼルスに本拠地を移転したことから「スポーツ不毛の百万人都市」と言われてきた。
*写真はイメージ
(2023年6月1日号掲載)