2021年7月10日
サンディエゴ市警察 (SDPD) が発表した最新統計によると、今年上半期 (2021年1月~6月) にサンディエゴ市内で発生したギャング関連の犯罪や暴力は、2020年同時期と比較して大幅に上昇した。
以下はSDPDのデータに基づいた、2021年上半期と2020年同時期のギャング関連犯罪件数の比較。
・銃撃:39件 (昨年17件) → 129%増。
・殺人未遂:3件 (昨年1件) → 200%増。
・凶器による暴行34件 (昨年19件) → 79%増。
・ドライブバイによる銃撃 (走行車両からの発砲):9件 (昨年2件) → 350%増。
さらにSDPDは、前年同時期に比べ約2倍の数に上るゴーストガンを押収したことを明らかにした。
サマー・ステファンSD郡地区検事長はサンディエゴが安全な都会として評価される姿に戻すために、様々な司法機関と協力し、治安改善に尽力する決意を示した。
全米に見られる傾向として、サンディエゴのほか、ポートランド、シカゴ、ロサンゼルス、アトランタ、ニューヨークなど、民主党市長を擁する都市でギャング絡みの犯罪が急増している。
保守派の多くは、民主党が支持する開放的な国境政策こそが、麻薬カルテルなどに米国内への銃器密輸を可能にし、ギャング集団に販売する道筋をつけている「元凶」だと厳しく非難している。
(2021年8月1号掲載)