新型コロナ感染拡大、SD 郡の病院ベッド不足

 

新型コロナ感染拡大、SD 郡の病院ベッド不足

想定入院者 50,000 人に収容台数 9,000 以下

2020年3月20日

新型コロナウイルス (COVID-19) の急速な感染拡大から、サンディエゴ郡では患者を収容する病院のベッド数が大幅に不足する懸念が広がっている。

地元メディアが伝えた。

サンディエゴ郡&インペリアル郡病院協会によると、サンディエゴ郡内の病棟用指定ベッド数は8,614台。

この数字は一般の医療施設のほか、退役軍人医療センター、バルボア海軍病院、キャンプペンドルトン海軍病院を含んでいる。

アメリカ病院協会 (AHA) の報告では、新型コロナウイルスの感染率は約30%。

感染者で入院を要するのは5%と言われており、その1〜2%が集中治療室 (ICU) でのケアを受ける。

この割合を約330万人の人口を抱えるサンディエゴ郡に当てはめると、予防対策を徹底しなければ感染者は約100万人に膨れ上がる可能性があり、入院者数も約50,000人になることから、ベッド数は大幅に足りなくなる。 病院用ベッドがどの程度まで不足になるかの判断は、今後の新型コロナ感染者増加率と入院を必要とする患者数に左右される。

実際に約50,000人が同時に症状悪化を呈するとは考えにくいものの、ベッド不足への憂慮は現実的だ。

感染率が急激に上昇し、想定していた入院率が5%を超えて10%に近づく状況もあり得るという。

感染者の症状が悪化し、重症患者となって集中治療室 (ICU) で専門的治療を受ける際に、人工呼吸器、生命維持装置などの装備不足についても医師らは危機感を抱いている。

サンディエゴ郡&インペリアル郡病院協会は、このような事態から患者選別による「優先治療」を招く恐れも指摘している。

AHAによると、最悪のシナリオとして、米国内での新型コロナ感染者は約9,600万人、入院者は約480万人、ICU治療者は約190万人、死者は約48万人に達するという。

病院用ベッドの不足という困難な状況は全米規模でも深刻な問題となっている。


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(2020年4月1日号掲載)