2021年3月1日
半世紀の歴史を刻むポップカルチャーの最大級イベント「サンディエゴ コミコン」は昨年、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、会場開催 (SD コンベンションセンター) を中止し、コミコン史上初のヴァーチャル開催という形式を取り、ファンの情熱と興味を満たすことに成功した。
主催者のコミコンインターナショナル (comic-con.org) は3月1日、収束しないコロナ禍への警戒感から、今年も昨年と同様、ファンが無料で参加/視聴できるヴァーチャルイベントとして開催すると発表した。
主催者側はツイッターで「コミコンの通常開催を今年も延期するのは残念」と表明した上で、「私たちは熱烈なポップカルチャーファンの期待に応えるため、昨年に続いて、自宅から無料で参加できる方法で開催する」と宣言。
開催期間は7月23日 (金)～25日 (日) の３日間。
昨年のコミコンは「Comic-Con@Home2020」と題してオンライン展示ホールを開設し、新作映画の紹介、人気コミックを題材にした討論会、プレゼンテーションなどがヴァーチャルに展開された。
今年も昨年同様のラインアップが予想されるが、詳細は後日発表される。
また、今年11月には、コミコンを小規模化した３日間のイベント「コミコン・ライト」の開催も予定しているという (こちらも詳細は後日)。
昨年分 (2020年) のチケット (バッジ) 購入者については、今年 (2021年) の会場開催も延期されたことから、来年分 (2022年) に有効期限が繰り越されるが、リファンドを希望する場合は返金手続を行うという。
Photo：© JJFarq / shutterstock.com
（2021年3月16日号掲載）
Thursday, 21 November 2024
