2024年2月17日
パドレスのダルビッシュ有投手 (37) と松井裕樹投手 (28) がサンディエゴに新しく完成した「PLNUバイオメカニクス研究所 (PLNU Biomechanism Lab)」の開業記念式典に参加した。
この施設は、野球選手の身体の動きやメカニズムを力学的に分析・研究することを目的としており、パドレスとパートナーシップを結んでいる。
同研究所のグランドオープニングは2月5日にポイントロマ・ナザレン大学 (PLNU) 近くで行われ、両投手が式典会場に姿を見せた。
パドレスとPLNUが共同で出資したこのラボでは、ビデオ映像などからのデータ解析を通じて、投球動作の改善を実現する研究が進められている。
ダルビッシュ投手は地元メディアに対し、「ブルペン強化の後押しとなり、練習の質が向上することを楽しみにしている」とコメント。
松井投手も「どれほど投手を支援できるかが楽しみ」と、その活用に期待を寄せていた。
研究所では、投球、打撃、守備のメカニクスに関するデータを収集するために、洗練されたモーションキャプチャー、力量プラットフォーム、ボール軌道の追跡技術をフル活用する。
野球のバイオメカニクス専門家による指導のもと、選手のパフォーマンスと負傷のリスクを科学的根拠に基づいて解析していく。
地元メディアは、この施設を「科学とスポーツの融合を推進し、アスリートのパフォーマンス向上と健康維持に貢献するだろう」と評している。
*写真はイメージ
(2024年3月1日号掲載)