Tuesday, 04 February 2025

アスリートの身体能力向上促進 SDに生体力学研究所誕生

2024年2月17日

パドレスダルビッシュ有投手 (37) と松井裕樹投手 (28) がサンディエゴに新しく完成した「PLNUバイオメカニクス研究所 (PLNU Biomechanism Lab)」の開業記念式典に参加した。

この施設は、野球選手の身体の動きやメカニズムを力学的に分析・研究することを目的としており、パドレスとパートナーシップを結んでいる。


同研究所のグランドオープニングは2月5日にポイントロマナザレン大学 (PLNU) 近くで行われ、両投手が式典会場に姿を見せた。

パドレスとPLNUが共同で出資したこのラボでは、ビデオ映像などからのデータ解析を通じて、投球動作の改善を実現する研究が進められている。


ダルビッシュ投手は地元メディアに対し、「ブルペン強化の後押しとなり、練習の質が向上することを楽しみにしている」とコメント。

松井投手も「どれほど投手を支援できるかが楽しみ」と、その活用に期待を寄せていた。


研究所では、投球打撃守備メカニクスに関するデータを収集するために、洗練されたモーションキャプチャー、力量プラットフォームボール軌道追跡技術をフル活用する。

野球のバイオメカニクス専門家による指導のもと、選手のパフォーマンスと負傷のリスクを科学的根拠に基づいて解析していく。


地元メディアは、この施設を「科学とスポーツの融合を推進し、アスリートのパフォーマンス向上と健康維持に貢献するだろう」と評している。


*写真はイメージ


(2024年3月1日号掲載)