Thursday, 28 March 2024

コロナ変異ウイルスの出現続く? UCSD教授、ワクチン生涯必要

2021年1月21日

カリフォルニア大サンディエゴ校 (UCSD) の感染症・国際公衆衛生学部長デイヴィー・スミス博士は、新型コロナ変異ウイルスが数多く出現している現実から、現代人は生涯にわたり、ワクチン+ブースター接種が避けられないと語った。


地元メディアが伝えた。


オミクロン亜種で疲弊した人々に追い打ちをかけるように、さらなるバリアント (変異種) の出現を警告している科学者は多い。


スミス博士は「もしかすると、オミクロンの次に生まれる変異型 “Pi” (パイ) は、実際にはオミクロンと同等、或いはそれ以上の感染力を持ち、しかもデルタのように致命的かもしれない」と述べた。

そして「ウイルスが無くなることは考えにくい」とも。

さらに、Covid-19をインフルエンザのように扱い、毎年、新バージョンのワクチンを製造し、ブースター接種を繰り返しながら免疫を維持する必要があると警告している。

 
オミクロンの発見は「氷山の一角」であり、今後、新たなバリアントが次々と出現した場合、変異種は「パイ」「ロー」「シグマ」とギリシャ文字で順次名付けられる。


スミス博士は、免疫力の弱い人へのウイルス感染を防ぐために、症状が軽い若年層も亜種の出現に対応してブースターを受けるべきと力説。

新型コロナウイルスの進化を遅らせるには、何よりもワクチンが重要だと繰り返した。


(2022年2月16日号掲載)