Tuesday, 16 April 2024

ダルビッシュ、今季一番の快投 三塁踏ませず4勝目

2021年5月18日

パドレスのダルビッシュ有投手は5月17日、サンディエゴのペトコパークでのロッキーズ戦に先発し、7回を4安打無失点、10三振で4勝目 (1敗) を挙げた。

打者では今季初安打を放った。

チームは7-0で4連勝。

首位ジャイアンツに0.5ゲーム差と肉薄した。
 

ダルビッシュ投手は前夜の就寝前の “ひらめき” を今季一番の快投につなげた。

7回までわずか81球で三塁を踏ませず、「どこかですっきりする投球がしたいなとずっと思っていて、やっとそれがきた」と頷 (うなず) いた。
 

今季はエースの役割を果たしながらも、本人は「このままじゃ、またヤバイことになる」と、しっくりこないフォームに危機感を抱いていた。

カブスで好調だった過去1年半のビデオを見返し、前夜に「違いに何となく気づいた」という。

寝る前にグラブとボールを手に取り、シャドーピッチングを敢行。

わずか3度腕を振っただけでこれだとの感触をつかんだ。
 

前回登板と同じロッキーズを相手に、球威も変化球の鋭さも増した姿で翻弄。

「すごく楽しく投げられたし、それが打撃にも良い影響があったのかな」と、6回には今季初安打となる二塁打を放った。
 

防御率は両リーグ4位の1.81。

「防御率がどうとかより、その感覚が来たことが良かった」と投球内容に満足そうだった。


Picture:© MLB / San Diego Padres


(2021年5月18日号掲載)