2023年9月7日
パドレスのダルビッシュ有投手 (37) が8月28日、右肘炎症のため15日間の負傷者リスト (IL) に登録された。
8月26日に遡 (さかのぼ) って適用されるが、今季は復帰せず、残り試合に登板しない可能性が高い。
あと4勝に迫る日米通算200勝は、来季へ持ち越しとなることが確実となった。
パドレス球団の公式サイトによると、メルビン監督が8月28日のカージナルス戦 (敵地) の前に取材に応じ「まだ情報が多くなく、どうなるかは分からない。
シーズンの終盤で彼は多くの球数を投げてきたし、少し慎重に対応している」と語った。
メジャー公式サイトは8月31日、検査の結果として、同投手に*骨棘 (こっきょく) が見つかったものの右肘靱帯には異常がないと伝えている。
ダルビッシュ投手は前回登板のブルワーズ戦 (8月25日) で4回5失点と精彩を欠き、76球で降板。
試合後に「皆、この時期は疲れもあるし、僕ももちろんある。
そんなに大きなことではない」と話していたが、体に何らかの異変が生じていた様子だった。
メジャー12年目の今季は24試合の登板で8勝10敗、防御率は4.56。
今季のパドレスは9月7日現在、66勝75敗でワイルドカード出場枠外で苦戦しており、プレーオフ進出は厳しくなっている。
チームは2月にダルビッシュ投手と2028年まで6年総額1億800万ドル (約159億円) で契約延長している。
*骨棘:骨同士の摩擦や変形によって生じる骨のトゲ
(2023年9月16日号掲載)