2023年11月1日
U.S. News & World Report が10月25日に発表した最新調査で、サンディエゴが米国で最も物価の高い都市にランクされた。
概要は次の通り。
◆ランキングはインフレ率、ガソリン小売価格、年間住宅費、総家賃中間値、住宅所有関連費用
などの指標に基づく。
◆SDがランクインされた主要因は高額な住宅費。
◆SDの住宅価格は全米の中央値を上回り、多くの住民が高額な住宅費用を支払っている。
◆SDの一軒家の中間価格は今年8月に100万ドルを超え、コンドミニアムとタウンホームの中間価格は9月に665,000ドルまで上昇。
◆SD市民の平均収入は年間約70,000ドルだが、家の購入には約180,000ドルの年収が必要。
◆SDのアパート賃料は1ベッドルーム平均2,500ドル、2ベッドルーム3,500ドル。
◆SDの一軒家の中間賃料は今年10月時点で3,150ドル。
◆SDの生活費高騰の背景には新築物件を建設するスペースの不足がある。
◆高額な生活費にも関わらず、SD市民は「Sunshine Tax =日照税」と呼ばれる温暖な気候を楽しむための価格を支払う意思がある。
◆ロサンゼルスは2番目にランクされ、ホノルル、マイアミが続く。
◆上位10位中7位をカリフォルニア州の都市が占め、上位25位の約半数を含む。
◆全米で最も人口の多い都市ニューヨークは11位にランク。
トップ10の都市は次の通り。
① SD (CA)、② ロサンゼルス (CA)、③ ホノルル (HI)、④ マイアミ (FL)、⑤ サンタバーバラ (CA)、⑥ サンフランシスコ (CA)、⑦ サリナス (CA)、⑧ サンタローザ (CA)、⑨ サンファン (PR =プエルトリコ)、⑩ ヴァレーホ 及び フェアフィールド (CA)。
*トップ25都市のリスティングは https://realestate.usnews.com/places/rankings/most-expensive-places-to-live。
(2023年11月16日号掲載)