Thursday, 26 December 2024

多頭飼育者から猫58匹救出 SDで36匹の里親募集中

2023年6月7日

サンディエゴ動物愛護協会 (SDHS) の発表によると、先月、SD市中心部から約6マイル北東にあるコミュニティー、シティハイツ地区の一軒家の中で生息していた58匹の猫が発見された。

動物愛護協会の説明では、近隣住民から「“劣悪な生活環境” と “非人道的な状況” に置かれている猫たちを救助してほしい」との要請を5月5日に受け、これらの猫を保護した。


猫たちはサンディエゴ、エルカホン、オーシャンサイドの同団体の保護施設に移送され、健康管理に必要な応急処置が施された。

去勢・避妊手術、ワクチン接種、歯科手術、眼球摘出、上部呼吸器感染症の治療など、高度な医療
ケアを要する猫も数匹いた。


救出された猫たちの36匹が里親を待っている状態だ。


救出が遅れた原因について、SDHS側は「現場の (多頭) 飼育家が数週間入院していたことから、承諾を得ることが
できず、指定ケアテイカーが調査に来れなかった」と説明している。


これらの猫たちはSDHSの保護施設で “介助” を受けている1,310匹の一部。

現在、同団体は保護動物の収容能力を175%オーバーするなど「過密状態」に陥っている。


SDHSはSD、エスコンディード、エルカホン、オーシャンサイドの各施設で、火曜~日曜の午前10時から午後5時まで、希望者が直接来場する形で里親募集を行う。

詳細は☎︎619-299-7012。


動物愛護協会は、飼育放棄、栄養失調、虐待を受けた動物のためのシェルターを運営していることが一般的に知られているが、地域によっては、動物虐待犯罪に対する法執行の役割も担っている。


*写真はイメージ



(2023年6月16日号掲載)