2023年6月4日
メジャーリーグは6月3日、各地で試合が行われ、パドレスのダルビッシュ有投手がペトコパークでのカブス戦に先発し、7回/2安打/無失点/9奪三振の好投で4勝目 (4敗) を挙げた。
「4番・右翼」で出場したカブスの鈴木誠也外野手は3三振を含む4打数無安打。
ダルビッシュ投手との対決は2三振と遊ゴロだった。
試合はパドレスが3投手の完封リレーで6-0で快勝した。
メジャー12年目のダルビッシュ投手はこの勝ち星で日米通算192勝。
MLB99勝。
通算100勝の金字塔にあと1勝と迫った。
この試合、同投手の全投球数は115球。
39球のツーシーム (シンカー) が最も多く (ストライク率72%)、次にスライダー21球、フォーシーム19球、スイーパー (変化の大きいスライダー) 17球、カーブ7球、ナックルカーブ6球、スプリット5球、カットボール1球の内訳だった。
ゲーム後のインタビューで「体の動きは良くなかった。
ツーシーム1本でどうにかなった。
ラッキーだった」と控えめにコメントしていたが、米メディアからは「メジャー最強の変化球を織り交ぜた、芸術的なピッチング」と絶賛された。
パ軍の打撃陣ではフェルナンド・タティス・Jr. が2本塁打 (10、11号) を炸裂させ、4打点と大活躍。
守備陣ではハソン・キム (金河成) 内野手がダンズビー・スワンソン遊撃手のヒット性打球を内野ゴロに処理する美技を披露するなど、各選手が勝利に貢献した。
© MLB / San Diego Padres
(2023年6月16日号掲載)