2022年2月20日
米大リーグ、パドレスのダルビッシュ有投手のミュージアムが神戸市にある。
数百万人のフォロワーを持つ会員制交流サイト (SNS) や動画などを通じて野球の技術や考えを伝える一方で、記念館にはダルビッシュ投手の等身大フィギュアなどが設置されている。
デジタルでは実感できないリアルな展示で、野球人の生きざまを伝える。
現役アスリートの記念館は珍しく、館長の小原徹也さんは「現役中だから意味がある。
血の通った生きているミュージアムで、ここは (ダルビッシュ投手の) 旬 (しゅん) なものが見られることがコンセプト」と説明する。
小学校2年で野球を始めた頃の写真をはじめ、使用してきた野球道具や獲得した数々の表彰の品を陳列。
日本ハム時代に受賞した沢村賞のレリーフや、大リーグの球宴出場時の記念品など、他では見られない貴重なアイテムが並んでいる。
現役大リーガーの凄さを実感できるのが３体ある等身大フィギュアで、身長196センチの体の大きさに圧倒される。
首筋ににじむ汗やカブス時代に受けた右肘の手術痕まで再現され、臨場感たっぷり。
実際の球速や変化球の軌道が映し出されるバーチャル映像コーナーでは、打席に立って “本人” と対戦でき、小原さんは「小さいお子さんでも遊んでいただける」と語った。
◼︎ SPACE 11 DARVISH MUSEUM / 神戸市中央区山本通1-7-16 ダルビッシュ コート 3階 / 12:00～16:30 (入館は閉館の30分前まで) / 大人 500円、高校・中学生 300円、小学生 10円 / 休館日水曜・年末年始 / ☎︎ 078-291-4515。www.darvish-museum-space11.com/
*Picture：© SPACE11 DARVISH MUSEUM
（2022年3月16日号掲載）
Saturday, 07 September 2024
