2022年2月21日
サンディエゴ市消防局 (SDFD) は2月20日、市内南部のパラダイスヒルズ地区で、頭が煙突にはまり、1時間近く動けなかった女性が救出されたと発表した。
地元メディアによると、20日午後5時前に、サンディエゴ市警察 (SDPD) が同地区の住宅で家庭内問題が発生したとの報告を受け、警官が現場に駆けつけた。その間に、民家の煙突に首を突っ込んで抜け出せない者がいるとの情報が入り、市警察は消防レスキュー隊の出動を要請したという。
「受難の女性 (年齢不明) は煙突の中で両足を上げ、真っ逆さまの状態で動きが取れず、もがき苦しんでいた。
彼女の頭は屋根から約6フィート (約1.8メートル) 上方、煙突の最頂部から8~10フィート (2.5~3メートル) 下方の位置にあった」と、消防レスキュー隊長が語った。
市消防局によると、レスキュー隊は救出計画を綿密に練り上げ、家屋の複数箇所から行動を開始。
屋根からは三脚、ロープ、ウィンチシステム (巻き上げ機) を使い、救出作戦から30分後に女性を煙突から引き出すことに成功。
被害者は地元の病院に搬送された。
消防当局は「救出成功は安全で迅速な作戦に腐心した結果であり、警察当局との連携にも満足している」とのコメントを出した。
女性が煙突の中で逆さまになっていた理由と、救出後の容態については明らかにされていない。
(2022年3月16日号掲載)