2023年2月26日
米国では2月半ばから中西部各地で厳しい寒波に見舞われ、道路閉鎖や停電が相次いだ。
米メディアによると、各地の空港を発着する国内、国際線を合わせて1,600便以上が積雪などのため欠航した。
全米29州で低温注意報など寒波に関する警報も出された。
一方で、テキサス州の一部で気温が35℃を記録するなど、南部では高温となり、極端な寒暖の差が目立った。
サンディエゴ郡では2月下旬から冬の嵐が再襲来し、全域に数インチの雨と雪をもたらした。
2月26日に晴れ間を見せたものの、27日には次の嵐が到来し、この冬一番の冷え込みとなった。
2月26日の最高気温は海岸域で56℉ (13.3℃) 前後、西部の山間部では55℉ (12.8℃) 前後、山麓地帯は45℉ (7.2℃) ~50℉ (10℃)、山岳地帯では37℉ (2.7℃) ~45℉ (7.2℃)、砂漠地帯では59℉ (15℃) ~63℉ (17.2℃) を記録し、軒並み平年を下回った。
SD郡は2月27日から再び天候が悪化し、3月1日まで断続的に降雨に見舞われた。
2月下旬から3月1日までの降雨量は以下の通り。
サンディエゴ国際空港 (1.2インチ)、ブラウン・フィールド (オータイメサ=1.34インチ)、ラモナ (2.70インチ)、カールスバッド (3.16インチ)、バレーセンター (3.46インチ)、ボレゴスプリングス (0.28インチ)。
積雪が観測されたのは、ジュリアン (10インチ)、パロマー山 (15インチ)、マウント・ラグナ (23インチ) など。
山岳地帯では降雪により2月25日に州道78号線と79号線が閉鎖された。
また、サンディエゴ・リバーが増水し、洪水の危険性からミッションバレー地区の Mossion Center Rd. が閉鎖された。
(2023年3月16日号掲載)