Saturday, 07 September 2024

藤浪と千賀、メジャー挑戦表明 パドレスGM「気にかけている」

2022年11月11日

プロ野球阪神からポスティングシステムで大リーグ移籍を目指す藤浪晋太郎 (ふじなみ・しんたろう) 投手 (28) の代理人を務めるスコット・ボラス氏が11月9日、ラスベガスでのゼネラルマネジャー (GM) 会議で取材に応じ「市場での需要は高い」とメジャー契約に自信を示した。
 

エンゼルスの大谷翔平と同年齢の藤浪は、スプリットを操り、160キロ前後の剛速球を投げられる大リーグでも希少価値のあるタイプ。

今季、日本プロ野球全30球団で先発した367人のうち、スプリットを投げたのは26人だけで割合は約7%。

力のある速球に相手が不慣れな球を織り交ぜて駆使できれば、強打者を抑えられる確率は高くなる。

また、ソフトバンクから海外フリーエージェント (FA) 権でメジャー移籍を目指す千賀滉大 (せんが・こうだい) 投手 (29) について、メジャー公式サイトは11月14日、大谷翔平が所属するエンゼルス、ドジャースなど少なくとも5球団が関心を抱いていると伝えた。

レンジャーズ、ブルージェイズ、マリナーズと近年の移籍市場で日本選手の獲得に積極的だった球団の名を挙げた。
 

他にカブス、パドレス、ジャイアンツの参戦も取り沙汰されている。

同サイトは160キロ超の速球や驚異的な落差のある “お化けフォーク” と呼ばれるスプリット、奪三振率の高さが評価され「投手陣の補強を必要とするチームにとって人気の的になる」と分析した。
 

パドレスのプレラーGMは「日本人選手は長年にわたって注視しているが、特に2人 (藤波と千賀) の動向は気にかけたい」と語った。



(2022年12月1日号掲載)