2021年3月19日
交流サイト大手フェイスブック (FB) は3月18日、手を動かすだけで操作できる新技術を採用した眼鏡型端末を開発していると発表した。
手首を通る電気信号を活用する。
今後は文字入力にも対応させる予定。
フェイスブックはスマートフォンに替わる次世代端末として、眼鏡型端末の開発に力を入れている。
専用のリストバンドのセンサーが、脊髄から手に伝わる電気信号をとらえ、指を動かすことで端末を入力できるようにする。
現実の世界に架空の物体を映し出す「拡張現実 (AR)」の機能を備え、眼前にコンピューターの選択画面などが表示される。
電気信号を使用することで、親指と人さし指でつまんだり、離したりすれば、マウスのクリックと同じように操作できる。
将来的にテーブルなどを使って文字の高速入力も可能になるという。
ザッカーバーグ最高経営責任者 (CEO) は「ARを操作する自然で目立たない方法が必要だ」と述べ、手首を通る電気信号の活用が「(AR眼鏡の実現に向け) 重要になる」と述べた。
Photo:© Artseen / shutterstock.com
(2021年4月1日号掲載)