カーリー・フィオリーナ氏が大統領選出馬へ
ヒューレット・パッカード (HP) 女性元 CEO
2015年3月30日
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© Christopher Halloran / shutterstock.com |
コンピューター大手ヒューレット・パッカード (HP) の元最高経営責任者 (CEO)、カーリー・フィオリーナ氏 (60) は3月29日のFOXニュースの番組で、2016年次期大統領選に共和党から出馬する可能性は「90パーセント以上だ」と述べ、4月下旬にも正式に表明する意向を示した。
フィオリーナ氏は米誌が「最強の女性経営者」に選んだこともあり、知名度が高い。
民主党の最有力候補と目されるヒラリー・クリントン前国務長官の対抗馬となる可能性もある。
フィオリーナ氏は番組で、クリントン氏が公務で私用メールアドレスを使っていた問題で「(携帯は) 1台だけの方が簡単だから」と釈明したことに触れ、「1台で2つのメールアドレスを使えないと言う人は科学技術を理解していない」と批判し、「私は実際の経済、世界の動き、官僚主義を理解している」とアピールした。
テキサス州生まれ。父は憲法学者で連邦判事。母は画家。
スタンフォード大で中世史と哲学の学位を取得。
UCLAのロースクールを中退した後、メリーランド大学でマーケティングの経営学博士号、MITスローン経営大学院で経営の修士号を取得した。
AT&Tの副社長などを経て、1999年にヒューレット・パッカードのCEOに就任し、2000年から会長職も兼任した経歴がある。
(2015年4月16日号掲載)