ティフアナに大勢の待機移民

ティフアナに大勢の待機移民

トランプ政権の送還制度3か月

2019年4月4日

 

© Joseph Sorrentino / shutterstock.com

トランプ政権が難民申請中の移民をメキシコに送還し、待機させる制度を導入してから3か月。

米国では人権団体などが取り消しを求めて起こした裁判が続いているが、国境の町ティフアナは、サンディエゴから送り返された大勢の移民であふれ、指定された1か月以上先の手続き開始を待っていた。

米当局は今後も多くの移民をメキシコに送還する方針。

メキシコ南部では、計5,000人以上の新たな移民集団 (キャラバン) が米国を目指して北上中で、混乱が拡大する懸念も強まっている。

トランプ政権は「移民保護手続き」と呼ばれる制度を1月24日に発表した。

米政府は難民申請の結果が出るまで不法入国の移民についても米国内での滞在を認めていたが、移民に対する不寛容な政策を続けるトランプ政権が一方的に制度を変更。

メキシコ政府は「緊急措置」として応じたが、米当局は既に1,000人以上を送り返したと伝えられる。

ティフアナには新たな移民も続々と到着し、収容施設不足が深刻化している。

移民らの支援活動を続ける団体責任者は「複数の収容施設は満員状態。受け入れは限界に近い」と悲鳴を上げた。


(2019年5月16日号掲載)