737MAX 生産停止
ボーイング、運航再開難航
2019年12月17日
© Sergey Kohl / shutterstock.com |
米航空機大手ボーイングは12月16日、2度の墜落事故を起こして運航停止中の最新鋭機「737MAX」の生産を2020年1月から停止すると発表した。
当局からの安全性をめぐる承認取得が遅れているため。
運航再開の目処 (めど) は立たず、業績悪化は避けられない情勢となった。
生産再開の時期は未定。
米アメリカン航空が4月までの機体使用の見送りを決めるなど生産停止の長期化をにらみ、運航計画の見直しが相次ぐ。
2021年度以降に30機の導入を予定する日本のANAホールディングスは17日、「事実関係や (運航などへの) 影響についてボーイングに確認する」 とコメント。
日本航空には737MAX導入の計画はない。
墜落事故は2018年10月にインドネシア、2019年3月にはエチオピアで発生、計346人の犠牲者を出した。
機首の上がりすぎによる失速を防ぐため、機首を下げる「自動失速防止装置」の誤作動が事故原因とされる。
ボーイングはシステム改修を急ぐ一方、2019年3月に航空会社への納入を停止。
翌4月に減産に踏み切ったが、現時点で約400機の在庫がある。
生産を続ければ、駐機場所の確保などコストがかさむと判断したとみられる。
当局からの安全性をめぐる承認取得が遅れているため。
運航再開の目処 (めど) は立たず、業績悪化は避けられない情勢となった。
生産再開の時期は未定。
米アメリカン航空が4月までの機体使用の見送りを決めるなど生産停止の長期化をにらみ、運航計画の見直しが相次ぐ。
2021年度以降に30機の導入を予定する日本のANAホールディングスは17日、「事実関係や (運航などへの) 影響についてボーイングに確認する」 とコメント。
日本航空には737MAX導入の計画はない。
墜落事故は2018年10月にインドネシア、2019年3月にはエチオピアで発生、計346人の犠牲者を出した。
機首の上がりすぎによる失速を防ぐため、機首を下げる「自動失速防止装置」の誤作動が事故原因とされる。
ボーイングはシステム改修を急ぐ一方、2019年3月に航空会社への納入を停止。
翌4月に減産に踏み切ったが、現時点で約400機の在庫がある。
生産を続ければ、駐機場所の確保などコストがかさむと判断したとみられる。
(2020年1月1日号掲載)