民主に新風、30代本格始動
2020大統領選、同性婚市長も
2019年4月16日
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来年の大統領選で民主党の候補指名争いに立候補した30代の政治家2人が4月14日、地元で集会を開き、選挙運動を本格始動した。
トランプ氏打倒を目指す同党の指名争いは約20人が名乗りを上げる混戦。
70代の大物政治家が先頭を走る中、同性愛を公表した若手市長が支持を伸ばすなど、世代交代を訴える政治家らが新風を吹き込んでいる。
「37歳で大統領を目指すのは無謀と分かっている。だが、私たちは行動しなければならない。新世代のリーダーが必要だ」。
昨年同性婚したインディアナ州サウスベンド市のピート・ブティジェッジ市長 (37*写真) は14日、同市で支持者らに立候補を正式表明した。
14日には民主党若手議員グループ「未来フォーラム」代表、エリック・スウォルウェル下院議員 (38) も地元のカリフォルニア州にある母校の高校で演説した。
民主党候補指名争いは出馬機会をうかがう重鎮バイデン前副大統領 (76) が支持率首位。
最左派サンダース上院議員 (77) が2位で、オルーク元下院議員 (46) らが追う展開だ。
30代では女性のトゥルシ・ギャバード下院議員 (38) も集会を重ね、浸透を図っている。
(2019年5月1日号掲載)