2020年10月17日
メロディーは覚えているけれども、曲名が分からない--。
グーグルは10月15日、こんな時に鼻歌や口笛などで曲名を検索できる機能を開発したと発表した。
歌詞は不要。スマートフォンに向かって10~15秒程度鼻歌などを歌うと、人工知能 (AI) を活用した音声認識技術で曲名を特定する。
担当者は「日本の歌も検索できるが、日本語にまだ対応していない。
日本の利用者が使用する場合は、端末を英語に設定する必要がある」と説明した。
検索サービスに関するオンライン発表会で披露した。
グーグルの音声検索で「この曲は何」と言って始めると、可能性の高い順に複数の曲を示す。
曲を選ぶと、動画投稿サイト「ユーチューブ」の動画や、スポティファイなどの音楽配信サービス、曲の概要、歌詞情報などを表示する。
曲名検索機能は現在、グーグルの基本ソフト (OS) 「アンドロイド」で英語など20を超える言語に対応している。
アップルのOS向けは英語だけ。
グーグルは10月15日の発表会で、他のAI技術の進展も披露した。
英単語の綴 (つづ) りの誤りを解読する能力を大幅に向上。
また、動画の重要な場面を自動的に識別できるようにした。
米大リーグの動画で、本塁打の場面などを本の目次のように案内できる機能も公開した。
(2020年11月1日号掲載)