2020年10月21日
米コンサルティング会社インターブランドは10月20日、世界で事業展開する企業の2020年のブランド価値ランキングを発表し、日本企業ではトヨタ自動車が前年と同じ7位でトップだった。
上位100位以内にはホンダなど日本勢が計7社入った。
1位は8年連続で米アップルだった。
トヨタは自動運転など次世代技術の潮流を踏まえ、移動サービス全般を手掛ける「モビリティカンパニー」への転換を進めている姿勢が評価された。
日本企業はホンダが20位 (前年21位)、ソニーが51位 (同56位) で続いた。
新車販売が低迷している日産自動車は59位 (同52位) だった。
新型コロナウイルスが企業価値に与えた影響も大きい。
キヤノンは在宅勤務の増加で、オフィスで使う複合機の市場が縮小し前年61位から71位に。
任天堂は巣ごもり需要でゲーム人気が高まり89位から76位に順位を上げた。
パナソニックは85位 (同81位) だった。
全体の2位は米アマゾン・コム、3位は米マイクロソフトでそれぞれ前年から順位を一つ上げた。
アジア企業では韓国のサムスン電子が5位 (同6位) となり、初めてトップ5に入った。
インターブランドは、財務力や将来性などを金額に換算し、ブランド価値を比較している。
Photo:© Apple Inc.
(2020年11月1日号掲載)