渋谷 昌治
英語講師 1966年第11回高松宮杯全日本英語弁論大会優勝、早稲田大学主催全日本学生英語弁論大会優勝。1969年明治学院大学英文学部音声学科卒業。同年東京 アナウンスアカデミー卒業。日本では、オールナイトニッポンのDJとして活躍。 1969年留学のため渡米。1974年よりサンディエゴに定住。 1976年 「ショージ英会話教室」を開校。 ご質問、ご連絡はこちらまで |
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知覚動詞 |
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I want him to attack the dog. (私は彼が犬を攻撃するのを望む。) I saw him attack the dog. (私は彼が犬を攻撃するのを見た。) よく生徒から、「なぜ上の文では、to attackと不定詞の形をとり、下の文では、 attackの前にtoが入ってないのですか?」という質問を受けますが、 実はその理由は、それぞれの文に使っている動詞の種類が違うからです。 want(欲する)は、一般的に使われる他動詞で、S+V+O+C (第五文型)のC(補語)に不定詞をとるグループに属しますが、 see(見る)、hear(聞く)、feel(感じる)、notice(気づく)、watch(見る)observe(観察する)、 など人間の五感に関する他動詞は、知覚動詞と呼ばれて、S+V+O+CのC(補語)に動詞の原形をとるグループに属するからです。 但し、知覚動詞を使っていても、C(補語)の位置にV+ing(現在分詞)や、V+ed(過去分詞)が来ることもあるという文法を覚えておいて下さい。 例えば、 I saw him attack the dog.(私は彼が犬を攻撃するのを見た。) I saw him attacking the dog.(私は彼が犬を攻撃しているのを見た。) I saw him attacked by the dog.(私は彼が犬に攻撃されるのを見た。) これらはすべて正しい文です。 では、練習しましょう。 次の文を英語に訳して下さい。 問題:
正解:
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(2020年12月16日号掲載) |