Wednesday, 20 November 2024

オランダ風に? (2022.9.16)

 

 

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    渋谷 昌治

英語講師

1966年第11回高松宮杯全日本英語弁論大会優勝、早稲田大学主催全日本学生英語弁論大会優勝。1969年明治学院大学英文学部音声学科卒業。同年東京 アナウンスアカデミー卒業。
日本では、オールナイトニッポンのDJとして活躍。
1969年留学のため渡米。1974年よりサンディエゴに定住。
1976年 「ショージ英会話教室」を開校。


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オランダ風に?

Let's go Dutch!を文字通り訳すと、「オランダ風に行こう!」になりますが、日常会話では、「割り勘で行こう!」という意味で、熟語として、よく使われる表現です。

オランダ(Holland又はthe Netherlands)の形容詞、又はオランダ人やオランダ語のことをDutchといいますが、この表現は、イギリス人からはオランダ人を軽蔑したような意味合いが含まれています。

それは、オランダがかつてイギリスの政治上、経済上の敵だったからです。

従って、go Dutchという表現は、イギリスの紳士が淑女のために、食事代を払う慣習に反して、オランダ風に「各自が自分の分だけ払う」という意味で、「割り勘で行こう」という熟語になったのです。

ちなみに、split the billという表現も「割り勘で行こう」という意味なので、一緒に覚えましょう。

では練習しましょう。

A: I hate to say, Kate, but can we go Dutch for our date this Saturday?

(言いにくいんだけど、ケイト、今週の土曜日のデート、割り勘でもいいかな?)

B: Sure we can. It's not fair that you should pay every time.

(もちろん、いいわよ。あなたがいつも払うのは、不公平だからね。)

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A: I'd like to pick up the check tonight.

(今夜は私が勘定を持ちます。)

B: Absolutely not.  Remember we agreed to go Dutch tonight?

(絶対ダメです。今夜は割り勘で行こうって同意したの、覚えているでしょ?)

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A: I am broke. I want to go Dutch with you at the restaurant.

(お金が余り無いんだ。レストランでは、君とは割り勘で行きたいんだ。)

B: No problem. I don't mind paying for the whole meal.

(問題無いわよ。食事代全部払っても構わないわよ。)

 (2022年9月16日号掲載)