曽 碧光
米国中医薬研究所所長
1932年台湾に生まれる。
東京大学農芸化学修士、米国カンサス大学微生物学修士、東京大学薬学博士、 元米国コネチカット大学病理学助教授、第1 回世界中西医結合大会審査委員、セント・エリザベス病院 (ボストン) 筋ジストロフィー主任研究員、ドライ・アイ眼科研究所生化学顧問、元米国漢方研究所所長、現米国中医薬研究所所長。
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コレステロール降下剤とグレープフルーツの危険な反応 | |||
Q : 私のコレステロールの値はいつも240から260くらいですが、医師から200くらいまで下げるようにと言われました。 最初に処方してもらったコレステロール降下剤はLescolで、その降下剤のお陰で220に下がりましたが、医師はもう少し下げた方がいいと言ってZocorに切り替えました。 コレステロール値は200になりましたが、筋肉の痛みが起こるようになりました。 医師は私の筋肉痛はZocorによるものではないと言いながらも、Lipitorという別のコレステロール降下剤に切り替えました。 コレステロール値は180に下がりましたが、以前として肩、首や足の痛みに悩まされています。
また、コレステロールを下げる漢方がありましたら、お教えください。
これは筋肉崩壊のシグナルで、命取りになることがよくあります。 LipitorとZocorはかなり強いコレステロール降下剤で、肝臓や腎臓にも損傷を与えるので、最小限度1か月に1回血液検査をして、その副作用を調べることになっています。
筋肉痛などの筋肉崩壊の副作用を避けるために、即効コレステロール降下剤からコレステロールを下げる漢方霊芝降脂健心湯に切り替えてください。 食事も脂肪分の少ないものにすれば、漢方で上手くコレステロールをコントロールすることができます。
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(2014年12月1日号掲載) |