Thursday, 21 November 2024

肖像美術

 1500-1900年の欧米絵画 啓蒙主義 → 近代主義への系譜

 

Art of the Portrait
展示中
San Diego Museum of Art
https://www.sdmart.org/exhibition/art-of-the-portrait/

 

ルネサンス期のイタリアや北欧では、芸術家やパトロンが、それまでエジプトやギリシャ・ローマ時代の短い期間にしか実現できなかった肖像画の自然な似顔絵を高く評価するようになった。

この展示では、ジョルジョーネが1506年に描いた精緻で革命的な肖像画から、ゴヤが1795年に描いた徹底的にモダンなドゥケ・デ・ラ・ロカまで、ヨーロッパとアメリカの美術における肖像画の発展をたどっている。

1600年代、オランダで富裕な商人層という新しいタイプのパトロンが劇的に登場し、その後すぐにイギリスや建国間もないアメリカもそれに続く。

それまでは、ヨーロッパのパトロンの中心は貴族や市民団体に限られていた。

この新しい芸術的風潮の先駆者は、よりリラックスした情報量の多い構図で被写体を描いたハルスであり、アンソニー・ファン・ダイクは、一見簡単に見えるほど洗練された優雅な描写で、2世紀にわたるイギリスの肖像画を再構築したのである。

その後、ゴヤは、周囲の世界が啓蒙主義から近代主義へと急速に変化する中で、冷徹なアプローチで自然主義の新たな高みに到達した。

当展の説明文は英語とスペイン語で表記されている。

チケット:
大人 $20
シニア (65歳以上) $15
軍人 $10
学生 $8