Saturday, 07 September 2024

ヘイディズタウン

 地下と地上に存在する2つの世界 冥界神ハデスに翻弄される恋人たち

 

Hadestown
2022/5/31 (火) 〜 6/5 (日)
San Diego Civic Theatre
https://bit.ly/3vr01mV

 

歌で運命が変わる、ヘイディズタウンへようこそ。

2019年トニー賞®最優秀ミュージカル賞を含む8部門と2020年グラミー賞®最優秀ミュージカル・シアター・アルバム賞を受賞した、著名なシンガーソングライターのアナイス・ミッチェルと革新的な演出家レイチェル・チャヴキン(『ナターシャ、ピエール&1812年の大彗星』)によるこの絶賛の新作ショーは、今日と未来のための愛の物語...そして常に。

若き夢想家オルフェウスは、音楽家を目指す駆け出しの好青年。

オルフェウスは、聞いた誰もが魅了される「神から与えられた美しい声」を持っている。

ヒロインのエウリュディケは街で育った貧しい女の子。辛い現実を毎日味わっていることから、恋愛を含め、希望を抱くこと自体を徐々に忘れつつありた。

オルフェウスは、エウリュディケに街で偶然出会い、一目惚れ。

彼女に対する一途な想いを歌にして、彼女の心を射止めるのだ。

しかし、楽しい生活も束の間、二人の生活は貧しく、エウリュディケはそんな生活に不安が募っていくる。

その様子を見ていたペルセポネは、夫であるハデスの工場で働かないかと巧みに声をかけてくるのだ。

悩みに悩んだ末、結局ハデスと契約を交わしてしまうエウリュディケ。

彼女は隔離された土地「ヘイディズタウン」にある工場へと一人向かう。

ヘイディズタウンでの生活は、以前の貧困生活ほどの辛さはありないが、引き換えとして、自由のない単純労働の繰り返しにより、徐々に自我を失っていくのだった。

オルフェウスはエウリュディケがいなくなった事に気付き、やっとの思いで工場に潜入した時には、もはや手遅れの状態だった。

契約が結ばれているエウリュディケを簡単に返してはくれず、また彼もハデスの命令によって、ヘイディズタウンでの労働を強いられるのだ。

途方に暮れたオルフェウスは、ヘイディズタウンの人々の前で、エウリュディケを射止めた愛のうたを歌う。

その美しい歌声に心打たれたハデスは、彼女の解放を許可する代わりに「ある1つの条件」を課する。

果たしてその条件とは…。そして、オルフェウスはこの条件をクリアすることが出来るのだろうか…。



ヘイディズタウンは、2つの神話の物語を絡めながら、若い夢想家オルフェウスとエウリュディケ、そしてハーデス王とその妻ペルセポネの物語を、冥界への地獄の旅に誘う。

ミッチェルの魅力的なメロディーとチャヴキンの詩的な想像力が、産業と自然、信仰と疑い、愛と恐怖を戦わせる。

俳優、ダンサー、シンガーの生き生きとしたアンサンブルによって演じられる「ヘイディズタウン」は、心を掴んで離さない、希望に満ちた舞台体験となるだろう。

推奨年齢:8歳以上

チケット: $45.50-$253