Sunday, 15 June 2025

サンディエゴ市の節水義務を徹底化

サンディエゴ市の節水義務を徹底化

人工芝への転換にリベート復活、市長意欲

2015年4月20日


water rulesフォールコナーSD市長は、ブラウンCA州知事が発表した節水を義務付ける行政命令を受け、全市域で促進している節水努力をさらに徹底するよう市民に呼びかけた。

SD市は昨年11月1日から一般家庭に向けて、庭の水撒きを週3日に制限、降雨から48時間までの散水禁止に加え、節水効果のある洗濯機や食器洗浄機の使用を奨励してきた。

飲食店には客の要求がなければ飲料水を提供しないよう、さらにホテル業界へはリネン類の“まとめ洗い”の習慣化を求めている。

市長は、さらなる節水効果を上げるために、一般家庭と企業体に対して散水の必要のない人工芝への転換を勧めており、買い替えた場合のリベート制 (払い戻し) を復活させる意向を明らかにした。

市のプログラムでは1 sq.ft.当たり$1.50を払い戻す用意があり、これに州が規定している1 sq.ft.当たり$2.00のリベートを加えると、1 sq.ft.当たり合計$3.50の払戻金が手にできるという。

*詳細は wastenowater.org へ。

また、SD市当局も行政努力を宣言しており、道路の中央分離帯に植えられた樹木への水遣り中止、市営ゴルフコースと小規模公園への散水制限などを行う。

バルボアパーク、ミッションベイなどの主要公園は緑化維持のために節水制限の対象外となる。


(2015年5月1日号掲載)