オータイメサ上空で小型機衝突、5人死亡
ブラウン・フィールド周辺に炎の残骸散乱
2015年8月18日
メキシコ国境に近いオータイメサで8月16日午前11時頃、ブラウン・フィールド空港に着陸しようとしていた2機の小型飛行機が空中で衝突する事故が発生し、5人が死亡した。
ブラウン・フィールドから北東約2マイルの上空で衝突した2機は野原に墜落し、同空港から1/4マイルの範囲に両機の燃えた残骸が散乱した。
この事故による地上での負傷者はなかった。
地元当局者は、墜落位置がずれていれば、近くの高速道路や刑務所に被害が出ていた可能性も否定できないと述べた。
衝突したのはノースアメリカン社製の小型ビジネスジェット機「セイバーライナー」と、セスナエアクラフト社の軽飛行機「セスナ172」。
大破したビジネスジェット機は空港に近い Harvest Rd. 西側の空き地に墜落し、軽飛行機は Fwy. 125号線の東側 / Lone Star Rd. の北側にその残骸が集中的に落ちた。
事故翌日の17日、米運輸安全委員会 (NTSB) はセイバーライナーに搭乗していた4人のうち3人の身元が判明したと発表した。
3人はいずれもCA州中南部カーン郡の在住者で、北米に進出した英国の大手軍事/航空宇宙関連企業 BAEシステムズの社員。
もう1人の犠牲者とセスナ172を単独で操縦して死亡した男性の身元確認はできていない。
*写真はイメージ
(2015年9月1日号掲載)