峠を越えたインフルエンザ流行期
SD郡内の患者数/死者数は平均以下
2019年2月1日
サンディエゴ郡保健福祉課の統計報告によると、昨年7月から今年1月末までのサンディエゴ郡内におけるインフルエンザ患者数は3,493人に上り、死者は24人だった。
これらの数字は、過去3年間の同時期平均の患者数5,867人、死者81人と比べると少数にとどまった。
昨年から今年にかけてのインフルエンザ患者の多くは「H1N1亜型」。
A型インフルエンザウイルスの一つで、低病原性ながら世界中に広く分布している。
今シーズンのインフルエンザ流行の特徴としては、年齢別でみると10歳未満の子どもが最も多く罹患し、20〜50代の “働き盛り” 世代の患者数も高かったが、65歳以上の高齢者層は比較的少なかったこと。
インフルエンザ関連の死者24人の中には持病や重病歴を持たない健康な32歳と46歳も含まれていた。
例年、インフルエンザ流行が第1のピークを迎えるのは12月後半〜1月前半。
1月後半〜2月に第2のピークが訪れるが、通常、その威力は第1ピークより衰えている。
サンディエゴ郡保健福祉課によると、今シーズンに予防接種を受けた人は過去最高の約834,000人だった。
(2019年2月16日号掲載)