ホートンプラザ再生構想の「青写真」 を提示

ホートンプラザ再生構想の「青写真」 を提示

テクノロジー企業が集まるオフィスパークへ変身

2019年6月15日


老朽化しつつあるサンディエゴ・ダウンタウンのショッピングセンター、ホートンプラザの改造計画を進めている不動産投資会社ストックデール・キャピタル・パートナーズが再生構想の「青写真」を提示した。

ストックデール・キャピタル・パートナーズは昨年8月、ホートンプラザの運営会社だったウェストフィールド・アメリカからの買収手続きを終了している。

ストックデール社は900,000 sq.ft.のホートンプラザをショッピングセンターから機能的なオフィスビルとして再生する計画を宣言。

約4,000職の雇用創出が見込まれる優良ハイテク企業の誘致と、仕事と余暇の要素を含んだ快適なビジネス環境の構築を表明していたが、具体的なビジョンは明らかにしていなかった。

このほど、同社はホートンプラザの未来図の一部を伝えた。

再生構想のキャッチワードは「テクノロジー企業が集まる、現代的/創造的オフィスパークへの変身」。

概要としては、プラザの2階から上階まで (約772,000 sq.ft.) をガラス張りのモダンなオフィススペースに改造し、1階部分 (約300,000 sq.ft.) には飲食およびフィットネス関連ビジネスを誘致する。

また、以前に大型百貨店ノードストロムが使用していたビルディングを4階増築し、床から天井までをガラス構造にする。

内部空間の拡充に加え、ビルに隣接する屋外スペースをフードコートのほか多目的利用に適した空間増設も明らかにした。

さらに、Broadway から G St. まで遊歩道を整備するなどの計画もある。

ストックデール社が提示したホートンプラザ再生構想はミレニアル世代 (1980~2005年生まれの20~30代世代) を重点対象としているようだ。

彼らが好む生活拠点 No.1 はダウンタウン。

だが、企業の多くは郊外に点在し、長時間の通勤を強いられている。

高給職のテクノロジー企業を新生オフィスビル「ホートンプラザ」に集めることで次世代 “ITジェネレーション” の需要を満たし、ダウンタウンの一層の活性化を進めようとしている。

また、改築工事期間も数千職の雇用創出が期待できるとしている。

これらの改造計画に着手する前に、ストックデール社は既提出の小売スペース予定面積の認可を必要としている。

サンディエゴ市の経済開発委員会が承認すれば、ホートンプラザ再生工事は2020年暮れに完了する見通しだ。

*イラストはイメージ


(2019年7月1日号掲載)