Monday, 14 October 2024

ティフアナの移民、越年狙い不法入国

 

ティフアナの移民、越年狙い不法入国

米国境警備当局、催涙ガスで制圧

2019年1月3日


© Frederic Legrand-COMEO / shutterstock.com

ティフアナで滞在を続ける移民集団 (キャラバン) のうち約150人が1月1日未明、米国との国境を違法に越え、サンディエゴ側に不法入国を図った。

国境警備当局は催涙ガスを使って制圧、約25人を拘束した。

米メディアが報じた。

米当局は「催涙ガスは投石した移民に使った」と強調、使用に問題はないとの認識を示した。

当局は昨年11月末にも、ティフアナから不法入国を図った移民らに催涙ガスを使用。

子どもを抱えた母親に向けても発射したとされ、国内から強い批判を受けた。

移民らは年越しムードで警備が緩むことを見込んで入国を図ったとみられ、当局が対応すると多くはメキシコ側に戻った。

一部が石などを当局側に投げつけた。

米国では、トランプ大統領が固執する国境の壁建設費をめぐる議会対立で政府機関の一部閉鎖が継続中。

不法移民の児童2人が拘束後に相次いで死亡したことで、トランプ政権の不法移民に対する不寛容政策に野党民主党が反発を強めている。

*写真はイメージ


(2019年1月16日号掲載)