トランプ氏、ミラマー航空基地で演説
独自の国家戦略「米軍に宇宙部隊を」
2018年3月15日
トランプ大統領は3月13日にサンディエゴを訪れ、メキシコ国境地帯に建てられた壁の試作品視察とともに、ミラマー航空基地で米兵らを前に演説した。
トランプ氏は「私の新たな国家戦略の構想においては、宇宙空間は陸海空と同じく戦闘領域だ」と語り、米軍に「宇宙部隊」 を創設する考えを示した。
具体的な予定などには触れなかったが、今後、議論が本格化する可能性がある。
トランプ氏はカリフォルニア州に14日まで滞在。
ミラマー航空基地での演説後、ロサンゼルスに移動し、高級住宅街で知られるビバリーヒルズで与党共和党の資金集めパーティーに参加した。
近くでは反トランプ派約100人が抗議デモを行った。
サンバーナディーノから2時間車を運転してやって来たアリソン・トーマスさん (56) は「彼の政策は人々を危険にさらす。かなり危ない」と憤った。
ロサンゼルスに住む女性 (83) も「敵対心の強い彼が指導者であることは米国、世界にとって災難だ」と非難した。
(2018年4月1日号掲載)