4/10/2023
サンディエゴのセラピー犬として活躍を続け、サーフィンのパートナーとしても愛されて人気を集めた、ゴールデンレトリバーの「リコシェ」 (15歳・メス) が “虹の橋” へ旅立った (息を引き取った)。
地元メディアが伝えた。
リコシェは介助犬としての十分な訓練を受け、不安やトラウマを抱える子供たち、情緒不安に悩む人々、負傷兵士や退役軍人家族などの「心の支え」として10年以上にわたり貢献してきた。
リコシェの飼い主ジュディ・フリドーノ氏は、昨年8月に愛犬が肝臓がんと診断されたことを明らかにしている。
リコシェがセラピー犬として最初に使命を “自覚した” のは2009年。
四肢麻痺のハンデを負うサーファー、パトリック・アイビソン氏と一緒にサーフボードに乗った時だった。
「2人」の波乗りの様子は、ビデオ共有サイトで600万回以上も視聴され、確かな存在感を示すリコシェの姿がサンディエゴ市民の間で話題になっていく。
リコシェは障害者向けの介助犬訓練のために、カリフォルニア州の非営利法人ポウジティブ・チームズに配属され、米海軍医療センター・サンディエゴでもセラピー犬として活躍するなど、様々な感情的課題を克服しようと努力している人々を支援してきた。
また、地元メディアによると、リコシェは慈善団体に100万ドル以上の寄付を集める重要な役割も果たした。
さらに、100万食以上のホームレス動物用フードを寄贈する活動の火付け役にもなった。
*写真はイメージ
(2023年5月1日号掲載)