2021年6月9日
6月8日午後8時20分頃にサンディエゴ郡内の各地で地震のような揺れを感じ、不思議な轟音を聞いたという報告がSNSを賑わせた。
米国地質調査所 (USGS) はサンディエゴ地区での地震活動を確認することができなかったと発表し、その事実を知った地域住民は謎に包まれた。
地元メディアに寄せられた証言によると、サウスベイ、イーストカウンティ、ノースカウンティ、さらにティファナからテメキュラまでの広域で住民が振動を感じたり、窓やドアが揺れるのを目撃したり、正体不明の大きな音を聞いたという。
中には、何度も揺れを感じた人もいた。
考えられる原因の一つとして、ソニックブーム (航空機が超音速で飛行する際に発生する衝撃波) があり、南カリフォルニアでは珍しくない現象とも言われている。
サンディエゴ地区では2月17日と3月10日にも同様の出来事があったが、いずれもUSGSから地震の報告はなかった。
この怪現象について、トッド・グロリアSD市長も同日午後9時過ぎに「はい、私も (怪音を) 聞きました。いや、何だったのかは分からない。何か情報があれば共有します」とツイート。
さらに「(新型コロナ) ワクチンを受けていない人は、忘れずに」という呼びかけも付け加えた。
（2021年7月1号掲載）
Sunday, 16 June 2024
