2023年9月1日
アメリカ2部リーグ、ユナイテッドサッカーリーグ (USL)・チャンピオンシップに所属する「サンディエゴ・ロイヤル・サッカークラブ」は8月下旬、今季終了後に活動を停止することを発表した。
チーム会長のアンドリュー・ヴァシリアディス氏が公表した。
ロイヤルは今年5月、米国とカナダの29チームで構成される北米のプロサッカー競技連盟、メジャーリーグ・サッカー (MLS) にサンディエゴを本拠地とする30番目の新チームになることを発表していた。
チームは現在、USL選手権の西部カンファレンスで5位につけ、準々決勝まで勝ち進む好調ぶりを発揮してプレーオフ進出を争っている。
クラブ史上で最高の戦績を収めつつあるシーズンに解散発表が行われたことから、ファンは衝撃を隠せないでいる。
ヴァシリアディス会長はビデオメッセージで苦渋の決断を語った。
5月にMLSがリーグ拡大を発表した際、ヴァシリアディス氏は「他都市へのチーム移転はない」と確約していた。
しかし、過去6か月間、同会長とリカルド・カンポス社長は健全経営計画の立て直し、練習施設を維持する実行可能なオプションを模索し続けたが、万策尽きたことから、断腸の思いでシーズン終了後のチーム解散という結論に至ったという。
ロイヤルは過去にサンディエゴで人気を高めた、Flash、Pumitas、Gauchos、Top Guns、Nomads、Sockers、Jaws、Toros など、地元サッカー史に足跡を残したチームリストに名を連ねることとなる。
9月16日現在、今季ロイヤルの残り試合は7試合で3試合 (9/24、9/30、10/7) がホームゲーム (Torero Stadium, 5998 Alcala Park, SD)。
*チケットと詳細は www.sdloyal.com。
(2023年9月16日号掲載)