2023年8月25日
サンディエゴの海兵隊ミラマー航空基地 (MCASミラマー) 近くで8月24日深夜、米軍戦闘攻撃機「FA18ホーネット」が墜落した。
同基地のスポークスマンが翌25日に発表した。
MCASミラマーの声明によると、この事故は同基地東部の人里離れた地域で25日午前0時前に発生し、捜索救助隊が海兵隊に所属する操縦士の遺体を墜落現場から回収したことを明らかにした。
事故機には1人だけが搭乗していた。
「(墜落した) 戦闘機はMCASミラマー (3d MAW=第3海兵航空団) に配属されたものではなく、当基地の利用機だった」という。
現場は航空基地に隣接する公用地で、私有財産への損害はなかった。
事故発生直後の記者会見では、操縦士の名前、事故原因などの詳細はは公表されなかった。
マクダネル・ダグラス (現ボーイング) が開発したFA18ホーネットは、遠距離から攻撃してくる対艦ミサイル装備の敵爆撃機からの艦隊防護を任務とした防空戦闘機で、空対空戦闘が主体のグラマンF14トムキャットとは異なり、空対空と空対地双方の戦闘など、多重ミッションを遂行できるのが強みだ。
FA18は日本では米軍岩国基地 (山口県) に配備されている。
ミラマー航空基地は人気映画『トップガン』の舞台となったことで知られる。
*写真は墜落した米軍戦闘攻撃機「FA18ホーネット」の同型機
*Picture:© Ryan Fletcher / shutterstock.com
(2023年9月16日号掲載)