2023年8月18日
サンディエゴ郡のダン・マカリスター財務官/徴税官は8月初め、2023会計年度 (2022年4月1日~2023年3月31日) に税金未納が確認された28,912件の不動産所有者に対し、法定納期限 (2023年6月30日) 後の納税要請告知と再度の督促状送付を開始すると表明した。
マカリスター郡財務官/徴税官によると、未納者への督促状は5月に送付されており、さらに納付滞納が続いた場合に発生する追徴金 (延滞金) についても通知済みという。
未納の固定資産税に対しては、8月中旬にも滞納請求書が届けられる予定。
マカリスター氏は「SD郡出納課は住宅所有者に向けて、未納税に対する追徴金を含む情報を提供してきた。
更なる罰金発生を回避するためにも、滞納を重ねないように」と警告している。
例年、SD郡の徴税率は99%に上り、期日までに納税を済ませる住民が大多数を占めるという。
SD郡当局のデータによれば、前会計年度の滞納総額は1億7,000万ドル (約247億円) を超える見込み。
カリフォルニア州法の規定により、毎年7月1日以降、未納税には毎月1.5%、年間18%の罰金が課せられる (これは滞納による10%の追加罰金が加算された上での数字)。
さらに、CA州法の規定に則して、税金未納が5年以上続く不動産については、徴税官の権限により、その物件全部または一部を売却することが許されている。
マカリスター郡財務官/徴税官は未納税者に対し、オンラインによる納税は迅速で手数料が掛からないので www.sdttc.com の e-check 支払いシステムを利用するよう強く勧めている。
(2023年9月1日号掲載)