Saturday, 17 May 2025

SD住宅価格、5か月連続下落 前年比+7.5%、弱含み推移か


2022年12月27日

12月27日に発表されたケースシラー住宅価格指数 (HPI) の最新統計によると、昨年のサンディエゴの住宅価格6月から10月まで5か月連続で下落したが、8月からはダウン率が縮小傾向を示した。

10月の下落幅は9月の-2.1%、8月の-2.8%に比べると-0.7%に留まった。

下落傾向が続いているとはいえ、SDの住宅価格は昨年同月比で+7.5%となっている。


サンディエゴ都市圏不動産協会の2022年10月統計によると、SD郡の住宅中間価格は884,000ドル


10月の前月比住宅価格は全米の大都市圏で下落したが、前年同月比の年間比率ではマイアミ (+21.0%)、タンパ (+20.5%)、シャーロット (+15.0%) の3都市圏が高率を維持している。

全米平均は9月に-1.0%、10月に-0.5%の下落率を示したものの、前年同月比では+9.2%の上昇だった。


金融市場の代表的指数を算出するグローバル・リソース企業、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスの最高経営責任者 (CEO) クレイグ・J・ラザラ氏は「米連邦準備制度理事会 (FRB) が金利引き上げを継続する間は、住宅価格への逆風が続く。

マクロ経済環境の厳しい見通しが続く中、上昇・下落いずれのトレンドでも、価格は弱含みで推移する可能性が高い」と、米メディアのインタビューに答えた。



(2023年1月16日号掲載)