Saturday, 07 September 2024

SD郡の選挙最終結果確定 民主席巻、地方要職「青」一色


2022年12月8日

昨年11月8日に行われた中間選挙とカリフォルニア州および地方選挙の開票作業は、1か月にわたる集計過程を経て12月8日に最終結果が確定した。


サンディエゴ郡有権者登録局は選挙結果を認定し、同郡の投票率が54.2%であることを発表。

郡内の登録有権者約190万人のうち1,043,490人が投票した。

939,102票が郵送による投票で、全体の9割近くを占めた。


SD郡の開票結果を振り返ると、州知事、副知事、州務長官、会計監査官、司法長官、上院議員、州監督官、保険委員などの要職は民主党候補者が勝利し、郡内に「ブルーウェーブ旋風」が渦巻いて “青” 一色となった。

一部改選が行われたSD市議会選挙でも民主党が全勝し、全9議席を独占。

市政史上初めての結果をもたらした。


また、SD郡の有権者は、CA州内でのギャンブル経営許可に焦点を当てた2つの州議案を否決。

州の透析クリニック免許取得の厳格化や、山火事防止・大気汚染緩和の財源として高所得者への課税を求める議案も否定した。


ローカル法案では、SD市議会が固形廃棄物の収集費用を住民から徴収可能にする法案B」にゴーサインが出された。

最終結果はYES=50.41%、NO=49.59%と拮抗し、40万票以上の投票数のうち3,314票の僅差で可決した。

法案「B」の可決は直ちに料金徴収を決定するものではなく、100年以上の歴史を持つ「市民条例の禁止事項を廃止するという内容になっている。


また、ミッドウェイ地区の再開発に焦点を当てた法案C」も可決

SD市沿岸部で長く定められていた建築物の高度制限を改定し、30フィート (約9メートル) を超える建設許可を求めたもの。

これにより、同地区に大型スポーツアリーナが登場する道を開いた。



(2023年1月1日号掲載)