国境、ミラマー海兵隊基地を訪問
移民対策、環境問題で対立激化
2019年9月19日
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トランプ大統領が9月17日、サンフランシスコなどで、来年の大統領選に向けた選挙会合や資金集めのイベントに参加した。
CA州は民主党の牙城で、移民対策や環境問題などで政権と激しく対立する「敵地」。
物々しい交通規制が敷かれた宿泊地のロサンゼルス中心部などでは、訪問に反発する抗議デモが行われた。
米メディアによると政権は18日にも、同州が導入を目指し、ホンダやフォード・モーターなど自動車大手4社と7月に合意した独自の排出ガス削減基準について無効と発表する予定で、対立の激化は必至だ。
トランプ氏は18日にサンディエゴ近郊の国境地帯で国境フェンスの取り換え工事の様子を視察する。
大統領選に向け、不寛容な移民政策の成果をアピールする構えだ。
また、ミラマー海兵隊基地 (MCAS Miramar) にも訪れて兵士の労をねぎらう予定。
カリフォルニア州のニューサム知事は17日の声明で「(政権は) 排ガス規制や気候変動との闘いで責任を放棄したが、私たちは対策を強化した」と主張、規制をめぐって徹底的に争う姿勢を改めて示した。
(2019年10月1日号掲載)