2023年9月13日
パドレスのダルビッシュ有投手が9月12日、右肘の炎症からの復帰を断念して今季を終了した。
遠征先のロサンゼルスで報道陣の取材に応じ「ケガで投げられないことは仕方のないこと。そのまま投げて疲労骨折などになり、手術になる方が駄目」と語った。
メルビン監督もサンディエゴのラジオ中継局「97.3 The Fan」のインタビューに「状態が改善されず、(低迷する) チームの状況を考えれば、ユウに今シーズンを終わらせる決断こそ懸命」と胸の内を明かした。
あと4勝に迫るダルビッシュ投手の日米通算200勝達成は、来季に持ち越しとなった。
8月25日のブルワーズ戦登板後に負傷者リスト (IL) 入り。復帰を目指していたが、状態が上向かなかった。
10月後半まではノースローで過ごして来季に備えるという。
今季は24試合に投げて8勝10敗、防御率4.56。
3月のワールド・ベースボール・クラシック (WBC) 日本代表で優勝して始まった1年だったが「まだ全く何も考えていない。オフに入ってからちゃんと考えて、次のシーズンへの課題をつくっていきたい」と言葉を選んだ。
メルビン監督は「一旦状態が良くなれば、彼のことだからまた進化していくはず」と来季以降に期待した。
*Picture:© MLB / San Diego Padres
(2023年10月1日号掲載)